尾道のんびり日帰り旅・前半~潮の香り漂う昭和レトロな町並みを歩く。
新しいカメラレンズを購入し、ちょっと遠出がしたくてうずうず。
日帰りで楽しめる場所ということで、広島県尾道市へ行って参りました!
おいしいごはんを食べたり、古い町並みを歩いたり、写真を撮ったり、猫と遊んだり、などなど。久しぶりに充実した1日を満喫!
真備町から尾道までを30代の夫婦2人、日帰り旅を楽しんできたようすを紹介します!
- お得な切符、「吉備の国くまなくおでかけパス」について
- 目的地を決めずに、レトロな商店街を歩く。
- 潮の香りに誘われて。港沿いを散策。
- 尾道を愛して移住した店主が打つそば。「手打ちそば そば鴻(こう)」さんへ
- 絶景を眺めながら。ロープウェイで、いざ千光寺へ!
お得な切符、「吉備の国くまなくおでかけパス」について
2020年1月11日は、井原線が開通してちょうど21年。
たまたまだったのですが、「夢やすらぎ号」に乗れました。
天然ムクを使用した車内は、「豊かな自然と安らぐ時間」がコンセプトの特別車両なんです!
最寄りの駅から神辺駅まで、「がたん、ごとん」と揺られながら約40分の旅。
車窓から流れる景色を眺めながら、のんびりできました。
福塩線に乗りかえ、福山へ。そして山陽本線に乗り換えて、尾道まで行きました。
今回私たちが利用した切符は、「吉備之国くまなくおでかけパス」。
岡山から福山周辺を網羅した乗り放題チケットです。
下記フリー区間内が1日乗り降り自由、おとな2,020円、こども530円。(税込)
・JR…岡山・福山エリア自由周遊区間 快速・普通列車(普通車自由席)
・井原鉄道…総社~神辺間
・岡山電気軌道(路面電車)…岡山駅前~東山・おかでんミュージアム駅、清輝橋間
・水島臨海鉄道…倉敷市~三菱自工前間
通常の電車賃は、最寄駅から尾道まで往復で約2,700円。
このパスを使えば、1人680円のお得…!
少しでも交通費を節約して、おいしいごはんを食べたいので速攻で予約しました。
※「吉備之国くまなくおでかけパス」は、インターネット予約のみの販売です。
JR尾道駅は、約2年の工事期間を経た2019年3月10日、リニューアルされたとのこと。
私が尾道へ前回訪れたのが、工事期間中の2018年8月。
レトロな宿舎駅から近代的な駅に変わっていたので、ビックリしました。
目的地を決めずに、レトロな商店街を歩く。
日差しがあたたかく、風も穏やかで気持ちのいい冬日和。
さて、尾道本通り商店街へ入ってみましょう!
尾道駅から東へ全長約1.2キロ(アーケード部分)の商店街です。
さっそく気になった、海産物やお菓子など尾道のおみやげや瀬戸内の特産品を販売している「おのみちの味 かめだ」さんへ。
▲焦点があわずブレた写真でごめんなさい…
「広島はっさくサイダー」が気になり、購入してゴクゴク。
広島県発祥のオリジナルカンキツ「はっさく(八朔)」の果汁がたっぷり。
ほんのり甘く、ほろ苦で柑橘の香りが漂うスッキリした味わいでした!
商店街は、昭和の雰囲気が残る懐かしい町並みですね。
光が降り注ぐ光景も、なんだかいい。倉敷とは違う良さを探して、夫との話も弾みます。
更に東へとことこ。
ん?なに、なに?
「第10回 高校生絵のまち尾道四季展」?
気になるので、入ってみました。
尾道の風景、祭りや行事など、尾道の特徴を取り入れた、高校生限定の絵画展だそうです。
入選以上の作品が、ここ「尾道市立大学サテライトスタジオ」を含めた各4カ所で展示。
高校生の目線で切り取られた尾道の景色、行事などが、それぞれ個性的なタッチで描かれており、どれも素敵な作品ばかりでした。
潮の香りに誘われて。港沿いを散策。
商店街をはずれて、尾道水道沿い遊歩道を歩きます。
おや、釣りを楽しむかたを発見!
この辺りは、何が釣れるのかなぁ?
海に近づくと、鼻をくすぐるように香る潮の匂い。
太陽が反射して水面が輝くのを見ていると、穏やかな気持ちになります。
あっ!!フェリーだ!
尾道港から常石(つねいし)港を結ぶ定期船のようです。赤と青のデザインがオシャレですね~!
はしゃいで写真を撮っていたら、だんだんお腹が空いてきました。時刻は11時半。
尾道といえば、どんなグルメを思い浮かべますか?やっぱり、「尾道ラーメン」?
ランチに訪れたのは、このお店!
尾道を愛して移住した店主が打つそば。「手打ちそば そば鴻(こう)」さんへ
ラーメンではなく、お蕎麦屋さんです。 定番もいいけど、この日はお蕎麦が食べたかったんですよね。
3階建て建物の1階が店舗で、造船の町・尾道に合うよう、外観は錆び付いた鉄の板を強調した黒い色調のデザインにしたそうです。
白いのれんをくぐって、おじゃまします。
内装は白を基調とした、明るい雰囲気です。
「矢掛」の町並みを撮影した写真が展示されていました。
カメラを片手に来店すると、店主のかたに「おっ、いいカメラ持ってるね」と声をかけられました。
なんと、店主の鴻上和雄さんは、大阪出身のプロカメラマンの経歴をもつかた!
鴻上さんが寄稿した、朝日新聞の記事「四季の空気感じ パチリ」を読ませていただきました。(2019年12月掲載記事)
尾道と奥様に対する愛情がにじみ出た内容に、「いいなぁ、すてきだなぁ」とホッコリ。
▲2020年1月のメニュー
おすすめいただいた、「そば定食(900円)」をお願いしました。
かけそばとおかず盛り合わせとサラダと炊き込みご飯。この内容で900円とは、リーズナブルです!
器も味わい深くて素敵ですね。
本日のお蕎麦は、鳥取日南産とのこと。
ずずっとお蕎麦すすると、蕎麦の薫りがふわっと舌の上で広がり、優しいお出汁が胃袋に染みわたります。
ちょうどいい味付けのシンプルな炊き込みご飯。
私好みの素朴な味わいで、冷えた体をあたためてくれました。どれもおいしかったです!
さて、次は山を登ってみましょうか!
絶景を眺めながら。ロープウェイで、いざ千光寺へ!
「手打ちそば そば鴻」さんを後にし、すぐ近くの千光寺山ロープウェイのりばへ。
尾道の市街地から千光寺山の山頂までを3分間で結ぶロープウェイ。
車窓からは日本遺産に認定された尾道の街並みを眺めながら、ガイドさんの案内を楽しめます。
営業時間は9時から17時15分まで。約15分おきに出発します。(悪天時は休止)
通常は上記価格ですが、「吉備の国くまなくおでかけパス」を使うと、下記の価格で乗れます。ちょこっとお得ですね。
片道 往復
おとな 280円 450円
こども 140円 220円
エレベーターに乗って、乗り場へ。
さて、いざ出陣じゃ~!プォォオオーン!(ホラ貝)
この日(1月11日)は、 千光寺へお参りするかたも多かったので、定員となったら出発となりました。ぎゅうぎゅう、でもなんとか窓際確保!
うわ~!!いいお天気じゃ~!乗り物乗ると、ワクワクしますよね!
あ、旦那さんの手が映ったけど、まぁいっか。
▼この時撮っていた動画がこちら
ネコを探しに尾道へおでかけ中🐈📸
— 倉敷クラスタ/Yuuki (@yuuki_cluster) 2020年1月11日
「千光寺山ロープウェイ」からの眺め✨ pic.twitter.com/5FhR1pWk95
徐々にあがっていきますよ~!
尾道の町並みと海と空が青くて美しい。あっという間の3分旅でした。
見晴らしのいい場所で写真が撮りたかったので、展望台へ向かいます。
おぉ!!澄んだ青空が広がり、気持ちいい~!!
この写真、お気に入り。旦那さんをこっそり盗撮するのが好きです。
望遠レンズで拡大、拡大。お、そこそこ遠くまでズームできました!
夫のことを忘れて夢中で撮影していると、3人組の大学生に「写真撮ってもらえますか?」と声をかけられました。
倉敷の美観地区を歩いてもよく言われるので、声をかけやすい雰囲気なのだろうな~と思う。嬉しいことですね。
長身の絵になる若者が写真を撮っていたので、こっそり後ろから撮影しちゃいました。
景色のいいこういう場所で、モデルさんの撮影会も楽しそうだなと思いました。
さてさて、次は千光寺へお参り、猫ちゃんを探しに行きます!
絶品カレーも登場するよ!お楽しみに。
後半へ続く。