ワクワクするカレーとクリームソーダに出会える。旅する喫茶 観音寺編
2020年の夏が終わる。
なかなか梅雨が終わらなかった、この夏。
終ったとたん、続く猛暑日。
コロナウイルス感染拡大を防ぐため、夏のイベントはほぼ中止やオンラインで行われました。
「イベントで、夏を感じたい」
そんなことをもやもや思いながら過ごしていたときのことです。
あこがれの「旅する喫茶」が、なんと香川に来るって!
ちょっと悩んだけど、完売する前にイベントチケットを予約し、香川へと旅立ちます。
もちろん、ウィルス対策は万全に。
旅する喫茶とは?
本職はファッションデザイナーのtsunekawaさん。
旅好き、写真好き、クリームソーダが好きなtsunekawaさんと、旅するカレー屋さんたまきさんが主催、店舗をもたないプロジェクト「
旅する喫茶 (@tabi_suru_kissa) | Twitter
」。
なんて素敵なクリームソーダなの。
桜をグラスに閉じ込めた、淡いピンク色のクリームソーダにうっとり。
ひとめぼれしてしまったこのクリームソーダ、いつか味わってみたいと思っていました。
▼あこがれすぎて、自作のクリームソーダを作ってしまいました。(本家に遠く及ばない…)
旅する喫茶、観音寺編。
2020年8月30日に開催された、「旅する喫茶 観音寺編」。
会場は、観音寺駅から徒歩約15分。
イベントは完全予約制、お席の時間は約90分。
ソーシャルディスタンスをとれるよう、配慮されていました。
会場の入口で電子チケットを提示して、検温してから入場の流れ。
チケットは1人3500円。
セット内容は以下のとおり。
讃州鳥(サンシュウドリ)って?
骨付きの鳥もも肉を焼いた香川県発祥のご当地グルメ。塩胡椒やニンニクなどでスパ味付けをし、たっぷりの油で焼き上げる。付け合わせのキャベツやおにぎりなどを油にくぐらせて食べるのが讃岐流。
会場の入口で迎えてくれた、クリームソーダのオブジェにうっとりです。
通称、「溶けないクリームソーダ」。
1作目はエメラルド色でした。そして、2作目の今回は青色。
近々販売予定とのことですが、すぐ完売するんだろうなぁ。
お土産の梨のコンポートもいただきましたよ。
山地蒲鉾の社長さんが私財を使って、同地区内にある赤煉瓦倉庫をリノベーションしたそうです。
現在はイベント会場やコンサートホールとして使われてます。
天井が高く、雰囲気もいいですね。
▼「旅する喫茶 観音寺編」のメニューは下記のとおり。
クリームソーダは3種類の中から、1種類選んでくださいとのこと。
私が気になってたのは、定番の「青空のクリームソーダ」。
けど、「ここでしか」飲めない一杯を飲みたかった。ホント、悩みました。
そして、まず最初に運ばれてきたのが、カレー!
なんと、チーズを目の前であぶってくれました。
香ばしい匂いがたちこめ、食欲をそそります。
香川県産のなすやズッキーニを煮込んだカレーに、名産の骨付き鳥を一羽分豪快に乗せた一皿なんです。
ビックリするボリューム!
一切れもとっても大きいですね。
スパイスがしっかり効いていて、トマトベースの夏カレーの辛さにちょうど合う。
外はカリっと、中はやわらかい讃州鳥は、旨みがぎゅっとつまっています。
素材や食材を活かし、ちょうどいいバランスのカレーに仕上げているたまきさんの職人技にも脱帽しました。生産者に対してのリスペクトと愛を感じる一皿でした。
たまきさんは香川県生まれとのことなので、地元愛感じましたなぁ。
今回の開催ではいつも以上に地元産の食材を使っています!ローリエも香川県産!カレーには三豊ナスをめちゃくちゃ入れてます🍆 pic.twitter.com/cj2CUtSpbv
— たまき / 旅するカレー屋 (@tamakicurry) August 29, 2020
ただ、お腹がはちきれそうですよ…笑。
そして、念願のクリームソーダが登場!
私がオーダーしたのは、「秋を誘うぶどうのクリームソーダ」です。
美しい淡いワインレッド色のクリームソーダ。
いつまでも眺めていたい、美しい色合いにうっとり。
暑さでアイスクリームがすでに溶けてる…!
急いで撮影!
夫は、「梨とハーブのクリームソーダ」をチョイス。
コロンとした形のクリームソーダに、そえられたチェリー、透きとおる宝石のようなグラス、とってもかわいいですね。
▼夫(猫)さんのツイートはこちら
絶品な骨付鶏「讃州鳥@sansyudori と夏野菜のスパイスカレー」を堪能🍛✨
— 悠貴@🌙ツクヨミ同盟 (@yuuki_cluster) August 30, 2020
「梨とハーブのクリームソーダ」
ローズマリー、カモミールの爽やかな香り、上品な甘さに癒やされました🥰#旅する喫茶 pic.twitter.com/WiTfoeMTYU
2つ並べて撮影してみました。
アイスが溶けていくようすも、また綺麗なんですよね。
輪切りにしたピオーネがそえられてます。
ぶどうのクリームソーダは、甘さ控えめなアイスクリーム、アーモンドとシナモンがほんのり香る、上品な大人のクリームソーダ。
スパイスのきいたカレーを食べたあとに、すっとなじむさっぱりとした後味です。
今まで飲んだクリームソーダのなかで一番おいしい!
こだわりと愛を感じる、特別な一杯でした。
番外編。山地蒲鉾編。
地元の食材の良さを存分に引き出したカレーとクリームソーダ。
私の地元、岡山でもぜひイベントを開催したい!(してほしい)
年配の参加者のかたもいたのですが、クリームソーダをたべるとき、キラキラした笑顔で召し上がっていたんですよね。子供のころにもどったような無邪気な笑顔。
なんてステキなんだろう。キュンとしました。
tsunekawaさんはちょうど休憩されてたので、またの機会にお話できたらいいな。
出口では、今回のイベント主催者の讃州鳥・日下さんと少しお話ができました。
とてもやさしいかたで、岡山で開催のときは伺いますって言ってくれました。
実現したい…!!
お外で溶けないクリームソーダのプチ撮影会。
夏の光に照らされて輝く青、夏の雲のようにもくもくとした白、バックのレンガとチェリーの赤、写真映えしますね!
会場の向かいは、創業明治40年、老舗蒲鉾店「山地蒲鉾」さん。
スタッフの女性のかたに誘われて、行ってきました~!
実は、まつこはかまぼこ好きなんです。
約100年以上も受け継がれる伝統の味。気になりますね!
店内は冷房がきいて、ひんやりとすずしい。
おすすめは、こどもからおとなまで楽しめるちょっぴりスパイシーな「カワジャン」。
「さぬきのきくらげ」を購入しました!
揚げたきくらげはとってもプリプリな歯ごたえで、ビールがすすみますよ。
今、記事を書きながら食べてます。
また買いにいきますね!
おわりに。今後の野望編。
夏の終わりに、夏を感じるカレーとクリームソーダを味わい、すてきな地元のかたたちとお話ができて、ほっこりした1日でした。
すぐに実現は難しいかもしれないけれど、岡山でも旅する喫茶を開催したい。
岡山の生産者さんや飲食店さん、地元のかたがよろこぶイベントができたらいいなぁ。
そして近隣のかたにも岡山の魅力を知ってほしい。
夏を満喫できた1日でした。
忘れられない1日になりました。
主催者の日下さんやスタッフさん、そして「旅する喫茶」のお二人、ありがとうございました!